予選の撮影の時から、決勝の動画をどうするか考えてきました。

どんなイメージで何を伝えたいのか。

予選では、”neo tokyo”と題し、
日本の若者、東京の若者の今の時代に対する反骨精神や、力強い思いを動画作りに反映させていきました。


決勝で、アワードで、カミワングランプリで僕らは世界に何を伝えたいんだろう。


ヘアデザインばかりいつも考えている僕たちは、一度ヘアから頭を切り離すことにしました。

燃え上がる感情を表現してぶつけた予選を撮り終えると、僕たちの中に残っていたのは穏やかで優しく前向きな気持ちでした。

そこからは、3人のイメージがお互いスムーズに共有できて、目指すべき動画が見えてきました。

スムーズに決まりすぎて、予選の結果が発表される前に決勝の動画を撮り終えてしまったのはここだけの話。

予選同様ヘアとメイクはもちろん、撮影から編集まで、自分達の力でやりました。

自分達でやりたかった。

プロの方々にサポートを頼めば、クオリティは上がるかもしれない。
けど、今回のメッセージを伝えるためには、この熱量を伝えるためには、
自分達でやりたいと思ったし、やるべきだと思いました。

そして、
僕らの表現したい”穏やかで優しく前向きな世界観”にスッと馴染むモデルさんに出会えたことは本当に幸運でした。

衣装や小物、色の合わせから、おしゃれをして出掛ける価値やワクワクが想像出来るように一つ一つこだわり、
そして穏やかで明るい気持ちにしてくれる光の朝に撮影しました。

場所も日本なんだけどどこか海外のような雰囲気、そして世界中にあるという意味を込めて海辺を選択しました。

音楽はだんだんと音の重なりが増えていきながらもシンプルで流れるような音作りのものを選び
”過ぎ去っていく日常の中、ポジティブな気持ちで毎朝をスタートする”という表現と重なると思い選曲しました。

また構成にも最初と最後はあえて同じ動画を使いました。（最初は逆再生です。）
捉え方ひとつで日常は変えられるという意味、再スタートという意味、そして予選との表現のリンク。

最後にタイトルを出すのも、”ここから始まるぞ”というメッセージ。

ぜひもう一度見てほしい作品です。

よろしくお願い致します。