2024.12.16公開
myroads
KAMI-1 グランプリ 2024
人間はどこへ向かっているのだろう?
本来何のために生まれ、生きているのか。
人生の終焉とは何だろう、人の生きる目的とは?
この世界はひとつで、自分はひとりなのか。
考え抜いたらキリがない。
結局、今日終わるかもしれない今を精一杯生きている人間はその理由をずっと創りながら生きているのだ。
自分が今見ている世界は、1秒前に出来た世界かもしれない。
もしかしたら10秒前に出来た世界かもしれない。
作り上げているのは我々人間ではないかもしれない。
でもその眼で映しているこの世界は虚像だったとしても、空想だったとしても
当事者にとっては全て事実なのだ。
Bound for…その先に続く答えを永遠に探していく。
1回戦、2回戦から続く3部作の最終話となる今作品、本来交わるはずのない2人の「私」が出会い、繋がり、そして世界と共に収束していく…
可能性と運命を越えてその先へ向かうイメージでこの作品を作りました。
※メインタイトルである「Bound」は2人の「私」、2つの世界の境界を表すが、今作ではこの2人(1人)と世界の行き着く先・向かう先を示す「for」が後につく。
forは後ろに続く意味合いを待ち、また表現に対する接続詞ともなっています。
この作品を見た全ての人がforの先に続く意味や可能性→「世界」を自身で想像し創り上げ、さらには自身の人生に対する世界とその先(for)を切り拓いて進んで欲しい。
そんな想いを込めた作品に仕上げています。