KAMISMA ONE

縦型 国宝

2025.12.16公開

佐藤塁

不器用で、要領もよくなくて、何度も挫けそうになった。
それでも、ハサミを置かなかったのは——
この手で「誰かの1日を照らしたい」と本気で思ったから。

努力は報われない日もある。
でも、報われない努力なんて、ひとつもなかった。
汗と涙で積み上げた日々の先にしか見えない景色がある。

これは、美容師という道を選んだ青年が“国の宝”を目指す物語。
才能よりも、続ける勇気。
結果よりも、信じ抜く覚悟。

たった一人の手から、誰かの笑顔が生まれる。
その瞬間が、すべてを肯定してくれる。

不器用でもいい。
遅くてもいい。
光を信じて、今日もハサミを握る。
sunsun美容師の物語。

──不器用な手で、夢を掴みにいく。

美容師歴3年目。
器用なわけでも、才能があるわけでもない。
だけど“続ける”ことだけは、誰にも負けない。

最初は思い描いた理想と、現実のギャップに何度も心が折れそうになった。
同じ夢を追いかけていた仲間が先にデビューしていく。
お客様から褒められるより、叱られることの方が多かった。
それでも、立ち続けた。

「不器用な自分にできることなんてあるのか?」
そう思った日も、やめなかった。

なぜなら、美容師という仕事には“魔法”があるから。
目の前の人を笑顔にできる。
その瞬間、どんな苦しさも報われる。
だからこそ、この道を諦められなかった。

僕の夢は、“国の宝”と呼ばれるような美容師になること。
それは、ただの賞や肩書きのことじゃない。
技術だけじゃなく、「人の心を動かせる存在」『太陽みたいな存在』
になりたいという想い。
誰かの人生の一部に、優しく光を差せるような人になりたい。

この作品『国宝』は、そんな想いを込めた物語です。

不器用でも、継続することの強さを信じたい。
才能がなくても、続ければ必ず何かが変わると信じたい。

努力は、すぐに報われないかもしれない。
でも、諦めなければ報われる瞬間は、必ず来る。
その証拠が、今ここにある。

毎日の練習。
シャンプーで手が荒れても、笑顔でお客様を迎える。
先輩に何度も注意されながらも、次は少しだけ上手くなる。
少しずつ、でも確実に、自分の手が誰かの笑顔を作っていく。

この動画は、そんな“不器用でもまっすぐ生きる美容師”のリアル。
かっこつけなくていい。
完璧じゃなくていい。
どんなに遅くても、自分を信じて前に進む人の姿が、
何よりも美しいと思う。

ハサミを持つ手に込めたのは、技術ではなく想い。
綺麗に切ることよりも、心を動かすこと。
その一心で、今日もハサミを握る。

「不器用でも、夢は叶う」
その言葉を信じて、僕はこれからも挑み続ける。

もしこの動画を観て、「自分も頑張ろう」と思ってくれたなら、
それが何よりの報酬です。

美容師として、人として、
“光を届ける存在”でありたい。

これが、不器用な美容師が国宝を目指す物語。
そして、まだ何者でもない僕が
未来へ挑むsunsun美容師の第一章。