SNSの普及や多様性により
変化の激しい時代の中で生きる人々にとって
自分は何者か？何者になりたいのか？
そんな不安や疑問を抱くことがあると思います。

この物語の主人公もその1人です。

自分の手で髪をペイントしてみるが
自分が何者か？という疑問は晴れない。

しかし、この悩みは人は生涯を終えるまで
葛藤するのではないのでしょうか？

そこで私達が思う大切なことは、独りで悩むのではなく
他者との共存の中で答えを探すということです。

物語の主人公も葛藤の中、2人の人物達が互いの髪を
仕立てる姿を見て、絵を描いていきます。

最後は自分らしい笑顔でまた『何者』かを探しだす。

主人公のヘア、メイク、ファッションには
何者にもなれる。自由な選択をして欲しいという
想いを込めて、カラフルな色味を使いました。

2人の人物はそれぞれゲームセンターと神社を
テーマにヘア、メイク、ファッションを行いました。
一見、相容れない２つの場所も互いに支え合い
共に歩くことで、主人公に希望を与える存在に
なるように作りました。

映像や音楽は主人公や2人の人物の動きがテンポ良く
見えるように、こだわりました。

一つの視覚的な映像でも、
内容を深掘り出来る思考的な映像にも
なるように作らせて頂きました。

『個』を大切にする。そんな時代だからこそ
他者との繋がりを改めて大切に生きていきたいと
思いこの作品を創りました。

是非、ご鑑賞頂ければと思います。