2026.09.04公開
benji
古き良きロンドンカルチャーに、いまのトレンドヘアを重ねます。
男性1人と、女性2人。
3人が舞台の上で音を鳴らし、その感情の昂まりとともに、髪型がドラマチックに変貌していく。
見所は、変化の瞬間に組み込まれた「AIによる映像表現」です。
単なるビフォーアフターに留まらず、音楽の衝動がヘアデザインとして具現化する一瞬を、AIの力で視覚化しました。
ノスタルジーの中に潜む、新しさ。
観る者の五感を刺激し、エモーションを揺さぶる「美容×音楽×テクノロジー」の実験的ショートフィルムです。
「特別じゃない夜の、忘れられない一瞬」――本作が描きたかったのは、その温度です。
舞台は、どこかの街の地下鉄のホーム。スターではない、けれどそこにいた3人組のバンド、The Midnight Brass。本作は、そんな架空のバンドのデビュー作『Smoke & Neon』の世界観を、美容師の感性で映像化したショートフィルムです。あえて「伝説のバンド」ではなく「誰かの記憶の中に生きるバンド」として描くことで、観る人それぞれが自分の青春や夜の記憶を重ねられる余白を残しました。感情を動かすのは、派手さではなく、懐かしさと衝動だと考えたからです。
映像の核にあるのは「音楽と髪の共鳴」です。モデルが舞台上で音を鳴らし、演奏の熱が昂まっていくのと同期して、髪型がドラマチックに変貌していく。感情のピークとヘアチェンジの瞬間が重なるように、音のダイナミクスから逆算してカットを設計しました。1970年代ロンドンのグラムロックカルチャーへのリスペクトを土台に、現代のトレンドヘアを重ねることで、「ノスタルジーの中に潜む新しさ」を表現しています。
そして本作の挑戦が、変化の瞬間に組み込んだ生成AIによる映像表現です。ただし、AIに美を作らせたのではありません。ビフォーもアフターも、すべて美容師の手で実際に作り上げたリアルなヘアデザインです。AIが担うのは、音楽の衝動がヘアデザインとして具現化する「一瞬」だけ。煙とネオンの似合う泥臭い音楽の世界と、最先端のテクノロジー。この振り幅のコントラストこそが、本作の心臓部です。
美容を通して、記憶の中の素敵な一瞬を再現した作品です。ぜひ体感してください。